こんにちは、熊本市東区で日本一真っすぐ走る行政書士の湯上裕盛です。
今日は小規模事業者持続化補助金の低感染リスク型ビジネス枠の応募がスタートしましたので、お話をしようと思います。
前回の動画を撮った時には、まだ発表されていなかったんですけども、先月の3月31日に応募がスタートしました!併せて公募要領も発表されました!
公募要領の印象
今まで申請したことある方、支援者の方は分かると思うんですけど、薄いです。今まで74ページくらいあるような公募要領だったんですけど、今回は21ページで、ちょっと書き方のテイストも違うのでびっくりしました!
中を見ていくと薄いだけあって欲しい情報があまり入っていないというのが、正直僕の印象です。
経費の書き方もちょっと分かりづらいし、ということがあったので今日は初見で大事だなと思うところをお話します。
去年とかコロナ対応型のリメイク版だという話をしていたと思っていたんですけど、正直ちょっと使いにくい補助金かもしれないというのが僕の印象です。それではいきます!
公募要領(補助金の目的)
補助金で大事なのは、補助金の目的です。
本補助金事業は、新型コロナウイルス感染症感染防止と事業継続を両立するための、これ超重要です!!対人接触機会の減少に資する前向きな投資を行い、ポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。
接触機会を減らすと、対人接触を減らすというところに対する経費が補助対象です。
去年だと、コロナ特別対応型の非対面型ビジネスモデルへの転換というのは全体の1/6の経費分が非対面型に対する経費が入っていれば、その他は今までの一般型と同じように自由に使えたんです。
今回9ページ目の5-1、補助対象経費の全額が対人接触機会の減少に資する取り組みであることということで、今回の補助金額は100万円、補助率は3/4なので、134万円分の設備投資、買いたいもの、やりたいことに対して、国が100万円補助してくれる!というのが制度の建て付けです。
3/4なので100万円いかなくても、100万円分のやりたいことに対して、3/4【75万円】国が補助してくれる。上限は100万円なので、200万円使おうと300万円使おうと上限は100万円、なので一番おいしく恩恵が受けられるのは、134万円分の設備投資に対して100万円分もらうというのが一番恩恵が受けれるような経費配分かなと思います。
経費の全額が対人接触機会の減少に資する取り組みじゃないといけないということが明確に書いてあります!
去年で言うと、ちょっと要件を満たせば自由に使えたのが、もうそれしか使えないということです。しかも例があまり書いていないという…
公募要領(キッチンカーが買える!?)
その中で僕が超ビック目玉だと思ったのは、機械装置等費の一発目、対人接触機会を減らす為の機械装置の導入費用、移動販売車両の購入費などということでキッチンカーが買えます!!というのが今回の目玉かなと僕は思います。
今まではキッチンカーと言っても、汎用性が高いものと補助金では言われるんですけど、パソコンや車だったりというのは、どうしても「レジのシステム買います!」と言って、それを動かすタブレットとかもそれにしか使わないんだけど、使おうと思えば目的外使用ができるというのが補助金ではダメなんですね。だから車もダメだし、公道を走れるような状態であるようなものとかは今までもダメだったし、パソコン、タブレットもずっとダメでした。
今回移動販売車両の購入費などと明確に書いてあるので、キッチンカー宅配車両OKということになっています。それを宣伝するための広報費はOKです。
公募要領(その他の経費)
次に開発費はインターネットによる受注システムの構築、これは対象になります!というふうに書いてあるので、インターネットで予約するような仕組みを作るホームページだったりというのは、設備経費の対象になります!単なるホームページの改修とか構築費はダメですと明確に書いてあります。
それからよくありそうな経費は外注費で工事費用とかというのは、ここに入るんですけど、感染リスクを低減するために大部屋から小部屋に改装するための工事費用は対象になりますと書いてあります。
それから感染拡大を防止するために業種別ガイドラインに載っているような取り組みに対しては、例えばある空気清浄機を入れるとか、換気設備、パーテーションを置くなど、非接触のサーモカメラ、体温計みたいなのを置くとかは、【25万】1/4まではOKと書いてあります!
公募期間
ざっくりお話をさせていただきましたけども、これは本年度6回あるという日付はもう決まっています!
公募期間は今年1年間で1年通してあります。
第1回:2021年5月12日(水)
第2回:2021年7月7日(水)
第3回:2021年9月8日(水)
第4回:2021年11月10日(水)
第5回:2022年1月12日(水)
第6回:2022年3月9日(水)
年間通して6回の締め切りを設けて受付するということなので、今の事業から低感染リスク型のビジネスに変更したいということであれば、チャレンジしてみるのはすごくいいと思います。
まとめ
最大100万円ですね。国から補助してもらいながら新しいことに挑戦できるということですね。これ補助金なので、採択不合格があります。やりたいこと、例えばキッチンカーを使って「こんな事業がしたい、こういうことをやったらこんなに儲かるんです」というストーリーがしっかり描けて、会社の強みが活かせる取り組みだったら、合格する!
合格する事が採択と言いますけど、採択されたら事業がスタートできるということなので自社の取組に対して、この補助金が使えるのか、それとも使えないのか検討した上でチャレンジしてみるとすごくいいかなと思います。
事業計画を書く事というのは、自分の会社の交通整理というか、事業の中を整理して文字に起こしたりとか、絵に描いてみることでやりたいことが明確になったりという別のメリットもあるので、是非チャレンジをしてもらえたらなというふうに思います。
もし質問があればコメント欄に書いていただけるとお答えをしようと思います。
それではまた、次の動画でもよろしくお願いします。