こんにちは、熊本市東区で日本一真っすぐ走る行政書士の湯上裕盛です。
今日は小規模事業者持続化補助金の低感染リスク型ビジネス枠、これの計画書の書き方や考え方のお話をしようと思います。
是非最後までご覧いただけたと思います。
まずはホームページから様式をダウンロードしてください。
様式1経営計画及び補助事業計画というものです。
作成に当たっての注意事項
まずは上の注意事項を必ずお読みください!
経営計画及び補助事業計画は最大5枚までとしてください。
6枚はダメですよ!
ファイル形式は原則WordまたはPDFとし、ファイル容量は3MB以内に収めてください。
表、図、写真とか分かりやすく作ろうと思っていっぱいつけると簡単に3MBを超えちゃうんですね。ファイルが重いのはだめですよ!ということが書いてあるので、作ったファイルの最終容量は必ず確認をしてください!
もし、写真がちょっと大きくなるようであればインターネットでサイズダウンみたいなことはできるので、そういうのを使ってもいいのかなと思います。
次、フォントは日本語:MS明朝、英数字:Century、文字サイズ:11という指定が入っています!こういったことは今までなくて、よくゴシック体とか使っていたんですけど、これ指定が入っているので、MS明朝、Century、サイズ11は必ず守ってください。
次にファイル名は事業者名と補助事業名としてください。これはファイル名の指定が入っているということですね。黄色塗りつぶし文書については申請時に削除しても構いません。ということで画像を見るとこの辺の黄色部分については削除しても大丈夫です!
次に申請者名ですね。申請者の情報を記入してください。
次に経営計画、補助事業計画、この下の二つですね。
経営計画書、1自社の事業概要、2新型コロナウイルス感染症の影響とすでに取り組んでいる対策、それから補助事業計画は1補助事業名、2補助事業の内容、3補助事業の効果とあります。
この経営計画の①&②と補助事業計画の②&③、この4つがかなり大事です!この4つを1ページずつ書くというようなイメージです。今申請の様式を見たんですけど、次は考え方みたいなところをお話しますね。
経営計画1.自社の事業概要
まず経営計画で、黄色見てください。
※自社の概要や経営状況、課題、特徴、自らが製造・販売・提供している商品・サービスの内容や市場動向等について記載してください。また、自社の経営方針・目標等についても記載してください。
1自社の事業概要
これ簡単に書いてありますけど、これだけで目次めっちゃあるのわかります?
自社の概要
まず私どんな会社ですよ、どんな経営状況ですよ、コロナの影響受けてどうなってますよ!課題こんなところに今出来ています、うちの特徴こんなもんですと、例えばこれが強みだったりするわけですよね。
次に自らが製造販売提供している商品サービスの内容、うちはどんな会社でどんなことをサービスとして提供していてどういうものが商品として売れています!みたいな自社の商品サービスを紹介するところですね。
それから市場の動向、今この市場はどうなっていて、日本として、世界としてこの市場はどうなってて、それをもっと掘り下げていくと熊本市の市場は、熊本の町中の市場は、熊本の郊外の市場は、自社が今どの市場で戦っているのかという市場の分析、動向については必ず書いてくださいね。
また自社の経営方針と目標等についても記載してください。経営方針というのはこういうふうになっていきたい!こういうことを考えている!こういうふうに将来していきたい!そのために目標というのはこういうことをやっていってここに到達したい!これは数字的な目標だったりするわけですよね。コロナを受けて、こんな課題があって、自社の目標はこういうところにあって、その目標に向かっていくための設備投資なんだというのを印象付ける為のまず1発目の自社の事業概要です。
経営計画2.新型コロナウイルス感染症の影響、既に取り組んでいる対策
次、2.新型コロナウイルス感染症の影響、すでに取り組んでいる対策ということで黄色のところみてくださいね。
※新型コロナウイルス感染症による自社の経営や事業環境への影響を記載してください。また、現在取り組んでいる対策を記載してください。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて自社の経営にどんな影響があったのかと事業環境を数字で表すのが1番良いと思います。
どれくらいの人が入っていたのが今これぐらいになったと!(人数の変化)、売上が前年同月比でいうとこのぐらいです(売り上げの変化)、結構事業的にも対面でやっていただけに、今回の補助金が接触機会を減らす取り組みに対する投資というところなので、今のままでやっていくと見込みがない、今本当に厳しい状況なんですというところを書かないといけないと思います。
これが経営計画です。
補助事業計画1.補助事業名
次に補助事業計画、じゃあ何するの?という、それを踏まえて今の自社の分析、経営状況の分析、目標、経営計画、それからコロナの影響を受けてじゃあ何するの?というのが次の補助事業計画です。
1.補助事業名は30文字以内でちょっとインパクトがあるというか、30文字でぱっと!やりたいことが分かるような、審査員に印象付けられるようなテーマを作ると良いかなと思います。これも30文字なので1行ぐらいで終わるのかな。
補助事業計画2.補助事業の内容
2.補助事業の内容、まずは黄色のところを見てください。
※感染拡大防止のための対人接触機会の減少に資する新たなビジネスやサービス、生産プロセスの導入等の取組について、取組内容や実施体制、スケジュールを具体的に記載してください。
感染防止の為の対人接触機会の減少に資する新たなビジネスやサービス、生産プロセス等の取り組みについてじゃないと出ませんよ!ということがまずひとつですね!
それについて何やるの?という取り組み内容、どんな体制でやるの?誰がリーダーになるの?どういうことをやっていくの?社内の体制はどうなっているの?社外の体制はどうなっているの?どんなバックアップ体制があるの?みたいなそういうところを書くと良いと思います。
次にスケジュール。例えば設備導入するんだったら、いつ導入して、採択がいつぐらいと想定した時にいつ設備を導入していつ事業がスタートするの?それが本当に稼働し始めるのはいつなの?想定とか支払いをいつにしようかな?と考えているとか、そういうことを記載してください。
補助事業計画3.補助事業計画の効果
最後に3.補助事業の効果、これも黄色を見てください。
※補助事業の実施により、自社の経営に与える効果について記載してください。
今回経営計画の一番最初の方で自社の経営方針みたいなことを書いてくださいというところがありました。
今回自分達が目指したいところに行く設備投資でこうやって行くんだというのが今回の補助金のストーリーだとして、じゃあ今回やったことで自社の経営に与える影響についてどういう効果がありそうなの?というところをここで書きますね。
これはまず商品がどれぐらい売れて、どんな売り上げが立つか、どれぐらいの利益が出るのか、経営が今結局コロナで売り上げが下がっているというところからの立て直しだったりとかするので、じゃあどういう効果が期待できるの?それをすることで、じゃあ3年後、5年後、自社が今後どういうふうに成長していけるかみたいな、それをここで書きます。
まとめ
今、列挙したことを補助金の申請書、この経営計画と補助事業計画で書くところです。
申請様式見るとさらっと書いてあると思うんです。
こういうことを書いて審査員を説得して、国から100万円出るわけですからこの設備投資が有益なもので必ず自社の経営にプラスになります、というところがしっかりと説明できて、審査員を説得して、「ん~なるほど!」というふうに納得させられたのであれば採択される!というようなイメージです。
今日はちょっと長くなってしまったんですけど、補助金を申請する上で一番大事な経営計画、補助事業計画の書き方(ストーリー)や考え方についてお話をさせていただきました。
このチャンネルでは補助金について、補助金周り、その周りで色々な国の政策とか、そういうところも色々とお話していきますので、是非チャンネル登録をして次の動画をお待ちいただけたらいいなというふうに思います。
それではご視聴頂き誠にありがとうございました。また次の動画でもよろしくお願いします。